まつうらららんど

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ODA(政府開発援助)ってなに? なぜ必要なの?

みなさんODA(政府開発援助)はご存知でしょうか?

 

簡単に説明すると先進国が、開発途上国に対して行う、金銭的、技術的援助のことです。

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もしかしたら皆さんにはなじみがないかもしれません。しかし、このODAは日本国民の税金を使用して、海外に投下されているものなのです。皆さんにはその使用用途と使用目的を知る権利があります。最低限ODAがなぜ行われているのか、それだけでもわかるような記事になっています。

 

ODAの正式名称

ODAは正式名称Officail Development Assistance (政府開発援助)と呼ばれるています。

2014年に日本がODAを開始してから60年が経ちました。

1954年にコロンボ・プランというアジア・太平洋地域の国々の経済や社会の技術発展を支援する機構に加入したことが始まりとなっています。当時、第2次世界大戦の敗戦国で日本が国際社会に復帰するためにアメリカの後押しもあり加盟することができました。

 ODAの種類

ODAはただお金を途上国に渡すだけではありません。

日本政府は以下の5つを政府開発援助として定めています。

(ODA)援助形態別の概要・取組 | 外務省

技術協力

人材の育成協力を主に置いたもので、日本の技術や知識を開発途上国に移転し、各国のニーズに合わせた協力を行っています。留学生の受け入れ事業をはじめとして、企業の海外進出支援など様々な形態をとっています。

有償資金協力

開発途上地域にして重い負担とならないように、緩い金利をつけて各政府が行うインフラ事業などに対して円を貸す(円借款)などがあります。返済の義務がついているので、各国の自助努力を促すことができ、また大規模に行うことができます。

無償資金協力

 相手国政府等からの要請に基づいて,日本政府が相手国政府等に対して経済社会開発のために必要とされる生産物及び役務を購入するための資金を贈与することです。即効性のある援助であり、日本の国際社会への存在感も高められることが期待されます。

緊急援助

自然災害、人為的災害に対して緊急で行う援助です。資金援助にとどまらず、人材派遣、物資の援助などを行います。紛争による災害は含まれず、台風、地震などの災害について行われます。

国際機関へ拠出

国際連合、世界銀行、IMFなどの国際機関に対して、加盟国が負う義務を全うするためのものです。

 

ODAを日本から受けている国

現在144か国に対して日本政府は援助を行っています。各国の経済規模に応じて援助の内容は様々です。 意外かもしれませんが、中国や、ヨーロッパの数か国は日本の資金援助を受けています

(ODA)政府開発援助(ODA)国別データ集2017 | 外務省

ODAを行う意義

さて、本題です。なぜ日本がこのODA,国際協力を行っているのか。

よく聞く意見としては、「日本にも課題は山積みなのに、海外の支援なんてしている暇があったら国内の問題にもっと注力すべきだろう」というものがあります。

いかにもその通りです。

そういう意見があるにもかかわらず、なぜこのような援助を行うのか。

理由は大きく2つあります。

積極的平和主義の体現

世界には約67億人の人口がおり、そのうち約10億人が飢餓(きが)や貧困に苦しんでいます。さらに、環境やエイズ問題など、地球的規模の問題など、これらの問題の解決に向け、ODAを通じて貢献していくことは国際社会の一員として重要なことなのです。

国際社会での相互依存の高まり

資源や食料の多くを海外からの輸入に頼っている日本にとっては、ODAを通じて途上国の発展を支援し、それを世界の安定と平和につなげていくことは、日本の国の利益にもつながるのです。
たとえば環境問題について、環境の悪化は、その国だけでなく、周辺の国、そして全世界に影響が及ぶものです。途上国での環境問題に日本が協力するということは、日本の環境を守ることと同じことなのです。途上国の経済発展のお手伝いをするというのも同じです。途上国の経済が発展すれば、日本の電化製品や車なども買ってくれるようになり、日本の経済にも影響があるのです。つまり、途上国を支援するということは、途上国のためでもあり、また日本のためにもなっているのです。

 

1.国際協力の目的について | ODAの基礎知識 | 国際協力・ODAについて - JICA

戦後賠償としてのODA

資金協力は、1954年11月に署名された日本とビルマ連邦(現ミャンマー)の間の平和条約、賠償と経済協力に関する協定がはじまりです。その後、賠償協定はフィリピン、インドネシア、ベトナム共和国(南ベトナム)との間で次々に署名されました。このほかカンボジア、ラオス、タイ、マレーシア、シンガポール、韓国およびミクロネシアに対する無償資金協力(いわゆる「準賠償」)も行われました。日本と密接な関係をもつアジア諸国との協力を重視するというODAの基本方針を相まって、その後の日本のODAのアジア重視の原型となりました。

 

個人的にはアジアがアフリカよりも開発が進んだのは日本の影響はかなりあるのではないかと思います。

ODAへの理解を深めていただければ幸いです。